アプリ売却のやり方を解説:売却事例/相場、個人が高値で売る方法

アプリ売却のやり方

「心を込めて開発したアプリ、誰かに買い取ってもらいたい」
「事業の出口戦略として、アプリの売却を考えている」

個人開発者から企業まで、アプリ事業に携わる多くの方が一度は考えるアプリ売却。
しかし、いざ売却を検討し始めると、「そもそも、どうやって売ればいいの?」「自分のアプリは、いくらで売れるんだろう?」「売却時に注意すべきことは?」「どのマッチングプラットフォームを使えばいいの?」といった、数多くの疑問や不安に直面するのではないでしょうか。

この記事では、オンライン事業売買プラットフォーム・ラッコM&Aのカスタマーサポートが、アプリ売却の基本的な知識から、具体的な売却方法、高値で売るためのポイント、そしておすすめのM&Aマッチングプラットフォームの選び方までを解説します。

博士ラッコ

最後まで読めば、アプリ売却の基本的な知識が身につくはずです。


ラッコM&A

–この記事を書いた人–

ラッコM&Aカスタマーサポート
累計成約数5,000件以上のオンライン事業売買プラットフォーム・ラッコM&Aを運営。
ラッコM&A上でのアプリ売買の成約実績をもとに当記事を執筆します。


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アプリ売却とは?基本知識と市場動向

アプリ売却とは?基本知識と市場動向

まずは、アプリ売却の基本的な知識を解説します。

アプリ売却が活発化している背景

近年、個人・法人を問わず、アプリ事業の売却は非常に活発になっています。

総務省・令和7年の情報通信白書によると、インターネット接続端末は高齢者層を含めスマホへ移行しており、一般的な日本人の多くはスマートフォンでインターネット接続・調べものをしている現状が見て取れます。

スマートフォンの利用頻度が上昇し、よりアプリの重要性が拡大し続ける中で、新規参入や事業拡大を目指す企業が、開発期間を短縮し、既存ユーザーを即座に獲得できる「完成したアプリ」を買い求めるケースが増加しています。

アプリ売却とM&Aの定義

「アプリ売却」とは、開発・運営しているアプリと、それに関連する事業(ユーザーデータ、ソースコード、アプリの権限など)を第三者に譲渡することを指します。これは、企業の合併・買収を意味するM&A(Mergers and Acquisitions)の一つの形態です。

対象となるアプリには、大きく分けて以下の2種類があります。

  • スマートフォンアプリ(iOS/Android): App StoreやGoogle Playで配信されている、いわゆるスマホアプリ。
  • Webアプリ: ブラウザ上で動作するアプリケーション。

一般的に「アプリ売却」という場合、スマートフォンアプリの取引を指すことが多く、Webアプリはウェブサイトの売買として扱われる傾向があります。

なお、アプリの売却は、単にアプリという資産を売る「事業譲渡」として行われるのが一般的ですが、場合によっては開発者や運営チームごと契約を引き継ぐ形で、会社そのものを売却するケースもあります。(株式譲渡)

アプリ売却の種類:事業譲渡と会社譲渡

アプリ売却の具体的な手法は、主に2つに大別されます。

  • 事業譲渡: 最も一般的な方法で、アプリ事業そのものを切り出して譲渡します。開発者が個人であれ法人であれ、アプリに関連する権利や資産のみを売却する形です。
  • 会社譲渡(株式譲渡): アプリを運営している会社ごと、株式を譲渡して会社そのものを売却する方法です。アプリ事業が法人の主たる事業である場合などに選択されます。

個人開発者の場合や、複数事業のうちの一つとしてアプリを運営している法人の場合は、基本的に「事業譲渡」を検討することになります。

アプリ売却のメリット・デメリットと注意点

アプリ売却のメリット・デメリット

アプリ売却は大きなメリットをもたらす可能性がある一方、デメリットや注意すべき点も存在します。意思決定の前に、メリット・デメリットをしっかりと把握しておきましょう。

アプリ売却のメリット

  • まとまった資金の獲得: 売却により、一度に大きなキャッシュを得ることができます。これは開発コストの回収だけでなく、次の事業への投資資金や個人の資産形成にも繋がります。
  • 新たな事業への集中: 運営中のアプリを手放すことで、時間的・精神的なリソースが解放され、新しいプロジェクトや本当に注力したい事業に集中できます。
  • 事業撤退時の損失最小化: アプリの運営が困難になった場合でも、単にサービスを終了するのではなく売却することで、投下した資本を一部でも回収し、損失を最小限に抑えることができます。
  • シナジーによる事業成長: 自社で運営するよりも、豊富な資金力やマーケティング力、関連サービスを持つ企業に売却することで、自分が開発したアプリがさらに大きく成長する可能性が生まれます。

アプリ売却のデメリット

  • 手塩にかけた事業を手放す寂しさ: 思い入れを持って育ててきたアプリであれば、それを手放すこと自体が精神的なデメリットになる可能性があります。
  • 交渉の長期化・難航: 買い主候補との条件交渉がスムーズに進まず、時間や労力がかかる場合があります。
  • 売却後のサポート義務: 契約内容によっては、売却後も一定期間、技術的なサポートや引き継ぎ業務を行う義務が発生することがあります。
  • 情報漏洩のリスク: 交渉の過程で、アプリの内部情報や収益データを買主候補に開示する必要があります。秘密保持契約(NDA)を締結したとしても、リスクはゼロではありません。

アプリ売却における注意点

アプリをスムーズかつトラブルなく売却するために、以下の点には特に注意が必要です。

  • 権利関係の明確化: アプリ内で使用している画像、イラスト、楽曲、ライブラリ、ソースコードなどの著作権やライセンスがクリーンであることを証明できるようにしておく必要があります。権利関係が不明瞭な場合、買い主はリスクを懸念し、交渉が破談になったり、売却価格が大幅に下がったりする原因となります。
  • 個人情報の取り扱い: アプリがユーザーの個人情報を保持している場合、事業譲渡に伴う個人データの引き継ぎには、個人情報保護法に則った適切な手続きが求められます。利用規約やプライバシーポリシーで、事業譲渡時に第三者へ個人情報が提供される可能性があることを明記しているか確認しましょう。
  • 契約内容の精査: 譲渡する資産の範囲、売却価格、支払い条件、売却後のサポート義務など、契約書の内容は弁護士などの専門家を交えて入念に確認し、双方が納得できる形で締結することが不可欠です。

アプリ売却の流れ

アプリ売却の流れ

実際にアプリ売却を進める際の、基本的なステップは以下の通りです。

1. 売却準備とマッチングサイトへの登録

売却を決意したら、まずは準備から始めます。アプリの強み、ユーザー数、収益、技術的な特徴などをまとめた「案件情報」を作成します。この情報をもとに、希望する売却価格を設定します。

準備ができたら、アプリ売買に特化したマッチングプラットフォームに登録し、作成した案件情報を公開して買い主を募集しましょう。

2. 買い主との交渉と契約

マッチングプラットフォームを通じて買い主候補から連絡が来たら、交渉がスタートします。

収益性、将来性、引き継ぎの範囲などについて双方で話し合い、条件がまとまれば、弁護士などの専門家が作成した売買契約書を締結します。

3. アプリの引き継ぎと代金の受け取り

契約締結後、契約内容に基づいてアプリの引き継ぎ作業を行います。具体的には、App Store Connect / Google Play Console上でのアプリ移管、サーバーの移管、ソースコードの提供、運営ノウハウや外注先の引き継ぎなどが含まれます。

買主が引き継ぎ内容を確認し、問題がないと判断されれば、売却代金が支払われます。この際、代金の未払いを防ぐため、プラットフォームが一時的に代金を預かる「エスクローサービス」を利用するのが一般的です。引き継ぎ完了が確認された時点で、売り主に代金が振り込まれます。

アプリを高値で売却するためのポイント

アプリを高値で売却するためのポイント

せっかく売却するなら、少しでも高く評価してもらいたいものです。
ここでは、アプリの価値を最大化し、高値で売却するための4つの重要なポイントを解説します。

ユーザー数の確保

アクティブユーザー数は、アプリの価値を測る最も重要な指標の一つです。

たとえ現時点で十分な収益が上がっていなくても、多くのユーザーが日常的に利用しているという事実は、買主にとって非常に魅力的です。

なぜなら、買主は自社のノウハウを活かして広告を最適化したり、関連サービスと連携させたりすることで、既存のユーザーベースから新たな収益を生み出せる可能性があるからです。単なるダウンロード数だけでなく、月間アクティブユーザー数(MAU)や利用頻度など、ユーザー活動の実態があることを示す具体的なデータを提示できると、交渉を有利に進められます。

収益モデルの明確化

安定した収益が既に出ているアプリは、当然ながら高く評価されます。重要なのは、「どのようにして収益が生まれているのか」を明確に説明できることです。

  • 広告収入: どの広告ネットワークを使い、表示回数やクリック率はどの程度か。
  • アプリ内課金: どのようなアイテムや機能が、どれくらいの頻度で購入されているか。
  • サブスクリプション: 月額・年額の課金ユーザーが何人いて、解約率はどの程度か。

収益モデルが確立されており、その実績をデータで示せるアプリは、買い主にとって投資回収の見通しが立てやすいため、高値での売却に繋がりやすくなります。

仕組み自体の魅力と将来性

たとえユーザー数や収益が少なくても、諦める必要はありません。

アプリのコンセプトや仕組みそのものに独自性や魅力があれば、将来性を見込んだ買主が現れる可能性があります。

  • 特定のニッチな分野で高い専門性を持つアプリ
  • 革新的な技術やアルゴリズムを実装しているアプリ
  • 他サービスへの応用が期待できるユニークな機能を持つアプリ

上記のような場合、買主が「自社のリソース(広告宣伝費や開発力)を投入すれば、このアプリは化けるかもしれない」と判断すれば、ポテンシャルを評価されて高値で売却に至る可能性があります。

著作権・使用素材・コードの健全性

見落とされがちですが、権利関係のクリーンさは高値売却に不可欠な要素です。

アプリ内で使用している画像やライブラリのライセンスは商用利用可能か、他者の著作権を侵害していないか、ソースコードは適切に管理されているかなどを明確に説明できるようにしておきましょう。

権利関係に問題がない状態は、買主が安心して事業を引き継ぐための大前提であり、スムーズな取引と適正な価格評価に直結します。

アプリ売却の相場とマッチングプラットフォームの選び方

アプリ売却の相場とマッチングプラットフォームの選び方

最後に、気になる売却相場と、成功の鍵を握るマッチングプラットフォームの選び方について解説します。

アプリ売却の相場を知るには

アプリの売却価格に、「絶対にこの価格」という明確な定価はありません。一般的には「月間純利益の24ヶ月~60ヶ分(2年~5年分)」が一つの目安と言われますが、これはあくまで参考値です。ユーザー数、将来性、技術の独自性など、様々な要因で価格は大きく変動します。

最も現実的な相場の把握方法は、マッチングプラットフォームで公開されている過去の売却実績や成約済み案件を参考にすることです。

弊社のオンライン事業売買プラットフォーム・ラッコM&Aでは、各アプリの成約時の希望売却価格が公開されています。自分のアプリと似たジャンルや規模の案件を探し、価格設定の参考にしてみましょう。

なお、「同ジャンル・同等規模のアプリが成約していない」などで最初の価格設定で迷う場合は、まずは自分で妥当だと思う価格をつけてみましょう。

その後市場の反応(問い合わせの数など)を見ながら調整していくのがおすすめです。

アプリ売却におすすめのマッチングプラットフォーム

アプリの売却は、単にデータを渡して終わりではありません。契約、引き継ぎ、そして売却後のサポートなどを伴うため、信頼できるプラットフォームを選ぶことが重要です。

ここでは、アプリ事業・アプリ開発・運営会社を売却するのにおすすめのプラットフォームを紹介します。

ラッコM&A

ラッコM&A

ラッコM&Aは個人開発者や小規模なアプリの「事業譲渡」に特に適したプラットフォームです。

弁護士が監修した契約書の雛形が用意されており、契約書の書き方などで不明な点があれば弁護士に無料で相談できるため、法務に詳しくなくても安心して取引を進められます。
売主の手数料は完全無料、買主の手数料は5%、最低手数料は5.5万円~(税込)と安価なため、他の大手プラットフォームと比較して少額なアプリ事業でも売却しやすい特徴があります。

バトンズ

バトンズ

数千万円以上で売却したいアプリ事業や、運営会社ごと(株式譲渡)の売却におすすめのM&Aプラットフォームです。

株式譲渡案件が充実したプラットフォームで、会社そのものを譲渡したい場合に適切です。買い手への専門家サポートが充実しており、トラブルリスクが低減できます。(バトンズ安心サポート・バトンズDDなど) 売主の手数料は無料ですが、買主に比較的高価な最低手数料(38.5万円(税込)が設定されているため、小規模なアプリの場合は買い手視点割高になるケースもあります。デューデリジェンスが求められる規模感の、大規模アプリ事業や株式譲渡におすすめです。
博士ラッコ
プリの規模感(個人開発か、法人事業か)や売却形式(事業譲渡か、会社譲渡か)を考慮し、最適なプラットフォームを選択しましょう!

事業譲渡で譲渡したい場合や、個人開発・小規模アプリであれば、まずラッコM&Aに登録するのがおすすめです。

一方で、アプリを製作・運営している会社ごと譲渡したい場合は、株式譲渡に強いバトンズに登録するのがおすすめです。

参考:【個人向け10選】M&Aマッチングサイトのおすすめ・比較

ラッコM&Aのアプリ売却実績例

「本当に自分のアプリでも売れるのだろうか?」と不安に思う方もいるかもしれません。ラッコM&Aでは、実に多様なジャンルのアプリが実際に売買されています。
以下は、ラッコM&Aで売買成約したアプリ事業です。

ひゃっほう
収益が発生していない・ユーザー数の少ないアプリでも多数成約実績があります!
博士ラッコ
「この規模のアプリでも売れるかな・・・?」と思っているときはまず案件登録してみましょう!
あなたのアプリの運営を引き継ぎたい買い手が見つかるかもしれません。

まとめ

まとめ

本記事では、アプリ売却の基本から高値で売却するための具体的なポイント、プラットフォームの選び方までを解説しました。

アプリ売却を成功させるためのポイントは以下の4つです。

  • ユーザー数の確保: アクティブユーザーはアプリの価値の源泉です。
  • 収益モデルの明確化: 安定した収益は信頼に繋がります。
  • 仕組み自体の魅力と将来性: ポテンシャルも評価の対象になります。
  • 適切なプラットフォーム選び: 信頼できるパートナーを見つけることが成功への近道です。

もしあなたがアプリの売却を少しでも検討しているなら、M&Aマッチングプラットフォームに登録してみましょう!
自分のアプリが思った以上の評価を受けるかもしれません。

この記事が、あなたの新たな挑戦への一助となれば幸いです。

博士ラッコ
「アプリを売却したい」という方は、ぜひ一度ラッコM&Aで案件を掲載してみてください!