【個人向け】マイクロM&Aとは?貯金で買える事業売買の始め方

マイクロM&Aとは?

「マイクロM&A」とは、スモールM&A(1,000万円以下の事業売買)よりもさらに小規模なM&Aを指します。
店舗運営事業や、WebサイトやSNSアカウントなどのオンライン事業を、数十万円~数百万円といった比較的少額で売買する手法です。
初期投資や運営資金や少額で済むことから、個人やサラリーマンが貯金やボーナスで気軽に始められる「事業投資」として注目を集めています。
本記事では、マイクロM&Aの具体的な成約事例やメリット・デメリット、安心して取引を進めるための流れを、買主・売主それぞれの視点でわかりやすく解説します。

※本記事では便宜上、譲渡価格100万円以下を「マイクロM&A」、100万~1,000万円以下を「スモールM&A」と記載します。
ラッコM&A

–この記事を書いた人–

ラッコM&Aカスタマーサポート
累計成約数5,000件以上のオンライン事業売買プラットフォーム・ラッコM&A を運営。
ラッコM&A上でのマイクロM&A・スモールM&A成約実績をもとに当記事を執筆します。


成約数No.1(2024年)
オンライン事業を売買するならラッコM&A

ラッコM&A

メディア(WEBサイト/ブログ/YouTube/Insta)・EC(ECサイト/Amazon)・WEBサービス/アプリ
システムサポート万全で個人でも安心取引!(個人利用率実績: 売主86%・買主62%)

掲載中の案件はこちら

画像を読み込み中...

マイクロM&Aの金額帯とリアルな成約事例

マイクロM&Aの成約事例

マイクロM&Aで売買される事業の多くは100万円以下が中心です。
特に、ブログやSNSアカウント、小規模なECサイトといったオンライン上の事業であれば、数十万円から購入できる案件も珍しくありません。
ここでは、ラッコM&Aの成約情報をもとに、金額帯別のリアルな事例をご紹介します。

【〜30万円】まずはお試し!「育てる」を楽しむ案件

未収益、または少しだけ収益が出ている案件が多い価格帯です。買ってすぐに大きな利益は得にくいですが、「事業を育てる経験をしてみたい」「最初のM&Aを低リスクで試したい」という方に最適です。

項目
種別 WEBメディア
ジャンル 転職・ライフハック
成約時の希望売却価格(税込) 80,000円
売上/月 12,105円
利益/月 11,005円

参考:【7/25まで最終値下げ】SEO・SNS両軸で集客し平均3,000pv/月を超える転職・キャリアアップ・投資・ライフハックメインのSEO流入右肩上がりのサイト(500記事以上)

月数百円~数千円ほどの収益があるYouTubeチャンネルや、アクセスはあるが収益化がうまくいっていないWebサイトなど、「伸びしろ」のある原石のような案件が見つかります。コツコツと手を加えて、自分色に育てていきたい方におすすめの価格帯です。

ひゃっほう

「初めからある程度収益規模が欲しい」という方は、30万円以上の価格帯を検討しましょう!

【30万円~100万円】副業の柱に!収益性のある案件

この価格帯になると、購入後すぐに月数万円単位の収益が期待できる案件が増えてきます。事業を育てる手間や時間をショートカットし、「副業の新しい柱が欲しい」と考える方にぴったりです。

項目
種別 YouTubeチャンネル
ジャンル 恋愛
成約時の希望売却価格(税込) 550,000円
売上/月 69,720円
利益/月 69,720円

参考:【登録者1万人!最高月収29万円!】|シニア向け恋愛朗読ch|AIで作業|広告収入×アフィリ展開で伸びしろ◎【即決あり】

購入直後からキャッシュフローが生まれるため、投資回収の計画も立てやすくなります。じっくりと案件を探せば、早めに初期投資を回収できる事業が見つかることも。個人が挑戦するマイクロM&Aとして、最もバランスの取れた価格帯と言えるでしょう。

博士ラッコ

購入直後からまとまった月間収益を得られる案件が増える価格帯です。
購入する際の最低手数料とのバランスもよく、個人におすすめできる価格帯と言えます。

【100万円~】本格的な事業投資へ(スモールM&Aの領域)

100万円を超えると、より収益性/事業性の高い案件が増え、本格的な事業投資の領域に入ってきます。マイクロM&Aで経験を積んだ後のステップアップとして、あるいは最初から大きなリターンを狙いたい方が検討する価格帯です。

項目
種別 EC事業
ジャンル コスメEC(仕入れ引継ぎあり)
成約時の希望売却価格(税込) 1,000,000円
売上/月 223,804円
利益/月 10,985円

参考:美容・コスメジャンルEC事業譲渡(Amazonセラーアカウント運用)

ひゃっほう

ラッコM&Aでは毎月300件以上の新規案件が掲載されています。
「自分が運営したらもっと収益を伸ばせそう!」と思えるような案件があれば、買主に交渉を申し込んで事業の運営状況を聞いてみましょう!

個人がマイクロM&Aで事業を買う際の4つのチェックポイント

マイクロM&Aのチェックポイント

マイクロM&Aで「買ってよかった」と思える案件を見つけるには、どのような点に気をつければ良いのでしょうか。4つの重要なポイントを紹介します。

自分の「好き」や「得意」を活かせるか?

自分の得意分野や興味関心とシナジー(相乗効果)がある事業を選びましょう。例えば、普段からSNSで情報発信をしている人ならSNSアカウントを、特定の趣味があるならそのジャンルのブログを購入すれば、楽しみながら運営でき、成功の確率も高まります。

副業でも無理なく続けられるか?

特に会社員の方は、本業との両立が可能か、運用体制を具体的にイメージすることが重要です。PC一つ、スキマ時間で作業が完結するオンライン事業は、マイクロM&Aの主なターゲットであり、副業に最適です。

「伸びしろ」はありそうか?

「ここを少し変えれば、もっと収益が伸びそう!」というポイントを見つけられるかが鍵です。事業の売買価格は、一般的に「月間利益の12〜24ヶ月分」が目安。現状の収益性が低くても、自分の手で価値を高められる事業を見つけられれば、それは大変お買い得な「掘り出し物」と言えます。

案件情報に嘘や隠れたリスクはないか?

売主が意図的にリスクを隠している可能性もゼロではありません。契約前に売主としっかりコミュニケーションを取り、疑問点は全て解消しましょう。とはいえ、個人間のやり取りだけでリスクを100%見抜くのは困難です。後述するエスクローサービスの利用や、契約書の雛形が用意されているプラットフォームを選ぶことが、身を守る上で非常に重要です。

マイクロM&Aのメリット・デメリット

マイクロM&Aのメリット・デメリット

手軽に始められるマイクロM&Aですが、もちろん良い面ばかりではありません。買主・売主それぞれの立場で生じるメリット・デメリットを理解しておきましょう。

買主のメリット

  • お小遣い・ボーナスで事業を始められる
    数十万円から、すでに顧客や収益がある事業のオーナーになれます。
  • スキルや経験が直接活きる
    本業や趣味で培った知識を、ダイレクトに収益に繋げられます。
  • 「時間」を買える
    ゼロから事業を立ち上げる手間や時間を大幅に削減し、すぐに収益化を目指せます。
  • 出口戦略も描ける
    自分で育てた事業を、将来的に再売却して利益(キャピタルゲイン)を得ることも可能です。

買主のデメリット

  • 良い案件は自分で探す必要がある
    仲介がつかない分、M&Aのマッチングサイトをこまめにチェックし、自ら行動する必要があります。
  • 不測のリスク
    小規模なため詳細な調査(デューデリジェンス)を行わないことが多く、想定外のトラブルが起こる可能性はあります。
  • リターンは大きくない
    投資額が小さい分、得られる月々の利益も数万〜十数万円程度が中心。一攫千金を狙うものではありません。

売主のメリット

  • 不要な事業を現金化できる
    運営できなくなった事業を売却し、まとまった資金を得られます。
  • 事業整理になる
    手が回らない事業を手放し、本業など注力したい分野にリソースを集中できます。
  • 想いを引き継いでもらえる
    大切に育ててきた事業を、やる気のある人に託せます。

売主のデメリット

  • 買い手が見つからないことも
    価格設定や条件によっては、なかなか買い手が見つからない可能性があります。
  • 引継ぎの手間
    売買後の引継ぎ作業や、一定期間のサポートを求められることがあります。

個人が事業を買うならここ!マイクロM&AにおすすめM&Aマッチングサイト

マイクロM&Aを始めるなら、オンラインで完結するM&Aマッチングサイトの利用が便利です。
譲渡価格が少額であるマイクロM&Aでは、手数料が安価なマッチングサイトを使うのをおすすめします。

ラッコM&A

ブログ・SNS・YouTubeなど、オンライン事業に特化したサイト。数万円からのマイクロM&A案件が豊富で、個人や副業で事業を始めたい方に最適です。買主の手数料は5%(最低55,000円~)と安価ながら、取引を仲介するエスクローサービスや無料の弁護士相談など、初心者でも安心のサポート体制が強み。

ラッコM&A

トランビ

飲食店やエステ、学習塾といった地域に根差したオフライン事業が豊富。事業を購入したい場合は月額4,378円のプランから利用可能で、特定の地域で事業を始めたい・地元や移住先での事業を探したい、というニーズを持った人に最適です。

TRANBI
ひゃっほう

上記2サイト以外にも、下記記事で個人向けのM&Aマッチングサイトを多数解説しています。
このほかのM&Aマッチングサイトが知りたい方はこちらもチェック!

【5分でわかる】マイクロM&Aの事業購入フロー

良い案件はスピード勝負。いざという時にすぐ動けるよう、購入の流れを掴んでおきましょう。

  1. M&Aマッチングサイトに登録
    • まずはサイトに登録し、どのような案件があるか眺めてみましょう。
  2. 案件探し&交渉申込
    • 「これだ!」と思う案件を見つけたら、すぐに交渉を申し込みます。人気案件や条件の良い案件はすぐに売れてしまうためスピード感をもって行動しましょう。
  3. 売主と情報交換
    • 収益の証拠(エビデンス)や運営状況など、気になる点は遠慮なく質問します。
  4. 契約締結
    • 条件がまとまったら契約書を交わします。プラットフォームが用意した雛形を使うと安心です。
  5. 代金の支払い(エスクロー)
    • 代金を直接売主に支払うのではなく、M&Aマッチングサイト運営会社に一旦預けます。これにより「お金を払ったのに事業が渡されない」というリスクを防ぎます。
  6. 事業の引継ぎ
    • サイトのログイン情報やSNSアカウントなど、契約内容に沿って引継ぎを受けます。
  7. 検収・取引完了
    • 引継ぎ内容に問題がないか確認したら「検収完了」の手続きをします。これをもって、運営会社から売主へ代金が支払われ、取引は完了です。
博士ラッコ

条件の良い案件はすぐに買い手が決まります。
購入フローを把握した上で、良い案件を見つけたら素早く交渉申込できるように準備しておきましょう!

マイクロM&Aの売却フロー

逆に、事業を売却する際の流れも基本は同じです。

  1. M&Aマッチングサイトに案件登録
    • 強みだけでなく、弱みやリスクも正直に記載することが信頼に繋がります。
  2. 買主からの交渉を待つ
    • 申し込みがなければ、価格が相場より高すぎる可能性があります。
  3. 情報提供・交渉
    • 買主へは誠実に事業の強み・弱みを開示しましょう。熱意があって人柄の良い、信頼できる買主を探してください。
  4. 契約締結
  5. エスクローへの入金確認
    • 買主が代金を預けたことを確認してから、引継ぎ作業を開始します。
  6. 事業の引継ぎ
  7. 買主の検収・取引完了
    • 買主の検収完了後、売却代金が振り込まれます。
博士ラッコ

案件情報には誠実にリスク要因を書きましょう。
売主から聞かれて初めてリスクを開示するようなケースだと、買主に「他にも隠しているリスクがあるのでは?」と不審がられる原因になります。

【重要】マイクロM&Aの取引は「事業譲渡」が基本

株式譲渡or事業譲渡

M&Aの手法には大きく「事業譲渡」と「株式譲渡」がありますが、個人が行うマイクロM&Aは、「事業譲渡」によって行われるケースが多いです。

事業譲渡(個人におすすめ!)

ブログ運営やSNSアカウント運営といった「事業そのもの」を売買する方法です。会社の借金などを引き継ぐ心配がなく、シンプルでリスクが低いのが特徴です。

株式譲渡

会社を丸ごと売買する方法です。資産も負債も全て引き継ぐため、より大規模なM&Aで使われます。隠れた借金などのリスクもあり、個人がマイクロM&Aで行うケースは稀です。

まとめ:まずはM&Aマッチングサイトを覗いてみよう!

まとめ:個人でも購入/運営しやすい事業が見つかる。まずはM&Aマッチングサイトで事業をチェック!

マイクロM&Aは、個人が少額から事業オーナーに挑戦できる、新しい選択肢です。数十万円で購入できるオンライン事業なら、会社員でも副業として始めやすく、リスクを抑えながら事業運営の経験を積むことができます。

「自分にもできそうかも?」

そう感じたら、まずはM&Aマッチングサイトに登録し、どんな事業がいくらで売買されているのか、その世界を覗いてみることから始めてみませんか?

ひゃっほう

ラッコM&Aには、今日からでも始められるマイクロM&A案件が多数掲載されています。
ぜひ一度チェックしてみてください!