【比較】会社をたたむ前に。廃業と事業売却(M&A)はどっちが得?

【比較】会社をたたむ前に。廃業と事業売却(M&A)はどっちが得?

「業績は悪くないが続けるのが難しい」「後継者がいない」そんなとき、選択肢は“廃業”だけではありません。
会社や事業をたたむ前に、第三者へ引き継ぐ「事業売却(M&A)」という道も検討する価値があります。
本記事では、廃業と事業売却それぞれのメリット・デメリットを中立的に比較し、どちらが向いているかを判断するための考え方を整理します。


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–この記事を書いた人–

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累計成約数約7,000件のオンライン事業売買プラットフォーム・ラッコM&Aを運営(2026年より事業譲渡・株式譲渡など一般M&Aにも対応)。
ラッコM&A上での事業売買の知見をもとに当記事を執筆します。


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そもそも「廃業」とは?

廃業とは、事業活動をやめて会社や個人事業を閉じることを指します。
会社の場合は「解散・清算」、個人事業の場合は事業の停止という形をとりますが、いずれも“誰かに引き継ぐ”のではなく、事業そのものを終わらせる点が特徴です。

「赤字だから廃業するしかない」と考えられがちですが、実際には黒字でも後継者不在や経営者の高齢化・健康上の理由などから廃業を選ぶケースも少なくありません。

廃業の主なデメリット

廃業には、見落とされがちなデメリットがあります。

  • これまで築いた資産や価値がゼロになりやすい
    顧客・取引先・ブランド・ノウハウといった“目に見えない資産”は、廃業すると引き継がれずに消えてしまいます。
  • 廃業そのものにコストがかかる
    会社の解散・清算では登記や専門家への依頼などで費用が発生し、設備の撤去・原状回復費用がかかることもあります。「やめるだけ」でも一定の持ち出しが生じる点に注意が必要です。
  • 従業員の雇用が失われる
    廃業すると従業員は職を失います。一方で第三者へ事業を引き継げば、雇用を維持できる可能性があります。
  • 取引先・顧客に影響が及ぶ
    長年の取引先や常連客にも影響します。事業を引き継ぐ形なら、関係を途切れさせずに済みます。

「廃業するとどうなる」のかを整理する

廃業すると、手元に残るのは資産を処分・精算した後のお金だけになるのが一般的です。
一方で、事業に収益力や顧客基盤が残っている場合、それを“価値”として評価してもらい売却できる可能性があります。「たたむ」前に「売れないか」を一度検討することが、選択肢を広げる第一歩です。

博士ラッコ

廃業の具体的な手続き(解散登記・各種届出など)は専門家の領域です。本記事では「廃業と売却のどちらを選ぶか」という判断に絞って解説します。

「廃業」と「事業売却(M&A)」の違いを比較

廃業か事業売却かの判断フロー

廃業と事業売却では、同じ“事業をやめる”でも結果が大きく変わります。主な違いを比較表で整理しました。

比較項目 廃業 事業売却(M&A)
手元に残るお金 資産の精算後に残る分のみ(費用で持ち出しになることも) 売却代金を得られる可能性がある
従業員 原則として雇用は失われる 引き継ぎにより雇用を維持できる可能性
取引先・顧客 取引が終了する 買い手に引き継げる可能性
ブランド・ノウハウ 消滅する 存続・活用される可能性
手間・期間 清算手続きに時間・費用がかかる 買い手探し・交渉の時間が必要
向いているケース 引き継ぐ価値・買い手が見込めない 収益力や顧客・資産が残っている

ポイントは「引き継ぐ価値が残っているかどうか」です。
収益や顧客、立地、設備などに価値があるなら、廃業で消してしまうより売却した方が“得”になるケースがあります。

廃業が向いているケース・売却(M&A)が向いているケース

どちらが正解というわけではなく、事業の状況によって適した選択は変わります。

廃業が向いているケース

  • 長期的に赤字が続き、収益改善の見込みも立てづらい
  • 事業に固有の資産(顧客・ブランド・立地など)がほとんど残っていない
  • 買い手が見込めず、早期に事業を終わらせたい事情がある

事業売却(M&A)が向いているケース

  • 黒字、または収益改善の余地がある
  • 顧客基盤・取引先・ブランド・立地・設備などに価値がある
  • 従業員の雇用や、育ててきた事業を残したい
  • 後継者はいないが、第三者になら引き継げそう
ひゃっほう

「うちの事業なんて売れないだろう」と思っていても、買い手にとっては魅力的な場合があります。判断する前に“売れるかどうか”を確かめてみるのがおすすめです!

「廃業せず売る」を選ぶ前に知っておきたいこと

事業売却(M&A)は廃業より得になる可能性がある一方、いくつか理解しておきたい点もあります。

  • 必ず売れるとは限らない
    買い手が見つかるかは事業の内容・価格・タイミング次第です。早めに動くほど選択肢は広がります。
  • 買い手探し・交渉に時間がかかる
    条件のすり合わせや引き継ぎには一定の期間が必要です。資金繰りに余裕があるうちに検討を始めるのが安心です。
  • 相場を把握してから判断する
    自分の事業がいくらで売れそうかは、実際に売りに出されている類似案件を見るとイメージしやすくなります。

オンラインで事業の売買相場を確認したり、実際に売却を相談したりできるのがM&Aマッチングサイトです。
まずは登録して、自分の事業に近い案件がどのくらいの価格で取引されているかを見てみると、「廃業か売却か」の判断材料になります。

まとめ

廃業は、事業に残った価値まで一緒に手放してしまう選択です。収益力や顧客・従業員・ブランドなど引き継ぐ価値が残っているなら、事業売却(M&A)の方が“得”になる可能性があります。

「もう廃業しかない」と決める前に、一度“売れるかどうか”を確かめてみましょう。選択肢を比べたうえで納得して決めることが、後悔しない事業の締めくくりにつながります。

博士ラッコ

廃業と売却の比較は、早く動くほど選択肢が増えます。まずはM&Aマッチングサイトで相場を調べ、売れる可能性があるかをチェックしてみましょう。

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